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2004/01/11 『スローライフについて。』 |
「スローライフ」って言葉を最近よく聞きます。 スローライフ。 日本語にすると、「ゆったりした人生」 とでもなるんでしょうか。 そんなに急いでもしょうがない。 ゆっくり行こうぜ〜、って感じで。 確かに、はたから見ていると、僕は時々こう思います。 今の世の中ってなんで、こうも忙しそうにしているんだろうって。 例えば、 「あ〜忙しい〜〜〜、急がなくっちゃ〜」とか、 「今日は、これ。明日はあれ。明後日はどれ?」とか、 いつも言っている。 こういう人、けっこういますよね。 (僕のことかもしれんけど…) だけど、僕はこう思うわけです。 「じゃ、忙しくしなきゃいいじゃん。急がなきゃいいじゃん」って。 まぁ、こういう人に限って、次から次へと 忙しくなるような行動をとるから、 忙しさの無限ループにはまり込んじゃって なかなか抜け出せないでいるんですけどね。 (僕のことかもしれんけど…) そもそも、なんでこうも現代人は 時間に追われて、忙しいのか。 それは、ほとんどの人にとって、 多分忙しくしていたほうが、 実は「気が楽だから」 だと思うんです。 僕はワーホリ時代に、経験したことがあるんですよ。 「予定がな〜んもない」日々を過ごすということを。 朝起きて、一日中ギターを弾いて 自分の好きなことだけを、やりました。 結果、痛いほどわかりました。 忙しくない、「予定がな〜んもない」日々が どんなに苦痛かということを。 初めはかなり気楽なんです。 ただ、だんだん自分が世の中から取り残されていく 気がして、ソワソワし始めます。 そして最後は、いてもたってもいられなくなり、 なんかやんなくちゃ!って動きはじめます。 たぶん、 「忙しくて大変なのはイヤだけど、忙しくないのもイヤだ」。 ほとんどの人が、このような 感情を抱きながら、日々過ごしているのだと 思います。 僕だってそうですし。 「こんぴゅーたに振り回される生活はもう御免じゃ!」って吼えても、 「じゃ、なんもしなくていいよ♪」 ってことになると、かなり焦ると思います。 じゃ、どうやれば スローライフを実践出来るのかというと 僕は、こう思っています。 「スローライフとは自分自身について考えること」、だと。 日々の「仕事とか学校とかの忙しさ」は 「スローライフ」を実践する上では な〜んにも関係ないと思うんです。 これっぽっちもカンケーないと思います。 全っ然カンケーないはずです。 毎日が忙しい人も、毎日が忙しくない人も 「スローライフ」って実践出来ると思うんです。 この「自分自身について考える」とは 「いろんな考え方」が出来ると思います。 自分の好きな食べ物って、なんだろう? 自分って、何をやっていたら楽しいんだろう? 自分が、大切にしたい人って誰だろう? 自分って今、何がしたいんだろう? 自分って、(その他無数…)? こんな感じで。 ただ、その答えを「出そう」とがんばるんじゃなくて、 そういう問いかけは、常日頃、頭に置いておくということ。 まぁ〜、小難しく考えることもないんですけど、 でも、それが大切なんじゃないかな、と思います。 人間、考えなくなったら終わりですよ。ある意味。 困ったことに、考えずにボケェ〜とするのが好きなのが、僕なのですが…。 「スローライフ」って、決して 予定を入れずに「のんびりすること」ではなく 「自分らしさを、その時その時で感じながら生きる」ってことだと思うんです。 そういう意味じゃ、「スローライフ」っていうか、 むしろ「フィールライフ」ですね。 言いかえると、「スローライフ」が実践出来ている人って 「自分自身について、よく考えて、よく知っている人」。 僕は、そう思います。 そして僕は、そんな「スローライフ」の達人を目指したいと思っています。 |