After the Working Holiday!!
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3.辞めMan。
ヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルと思い続け早3年…。



まったくワケのわからん「こんぴゅーた」の世界に
飛び込んだ僕でしたが、
このHPを作った今の時点で、この業界に入ってから
そろそろ3年目になります。

あれ?もう3年目になっちゃうの??
ってのが、今の気持ちです。

その2年の中で
「もうダメだ〜、辞めよう…」って心の底から
本気で思ったことが、いままで2度ありました。



1度目は、研修の時でした。

すでに書きましたが、この業界に入った当初
「マジで」この業界に入ったことを後悔しました。

入社して3日目で、まず辞めようと思いました。
こんな、ワケのわからんことやってられるか!!って思って。

僕は「こんぴゅーた業界」自体にこだわっていたわけでは、ないんで。

でも僕と同様に研修を受けている同僚が、100人くらい周りにいるんです。
そんな中、僕が辞めると、その席がポッカリと空くわけじゃないですか。
んで、「ウワサ」される訳です。

あいつ辞めたのか〜って。ヤメマン第一号か〜って。

ヤメマン第一号の称号は、カッコ悪い…

だから、僕はとりあえず、ヤメマン第二号を目指そうと思い、
3日目に辞めるのをガマンしました。



研修では、その日の目標が決められていて
一日ひとつプログラミングの課題を完成させるという内容でした。

研修3日目で、すでに進捗が目標値より少しだけ遅れていた僕は、
目標値から大幅に遅れないように、必死に堪えついていくのが、精一杯でした。

3ヶ月後の研修最後での課題プログラムなんか、血の気が引くような内容でした。

こんなの出来るかよーーーー、わっっっっっけわかんねぇーーーーーーー。
しょせん「文学部社会学科」卒業に、こんぴゅーたなんか使えねぇんだよ!!!!!!!!
もうヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルーーーーーー

3ヶ月後を迎える前に、頭がおかしくなると、思いました。



そんな時って、周りの人達が「自分よりも出来る」ように見えます。
必要以上に、自分に自信が無くなります。

周りが、キーボードをカタカタ鳴らしながら、課題を順調に進めていく(ように見える)中、

僕だけ、阿鼻叫喚状態(僕以外もそう)、
地獄絵図の中(被害妄想もいいとこ)で、
ひとり口をポカンと開けて
頭から、ケムリがプスプス出ている状態(ここまでヒドイのは僕だけだったかも…)。

そんで、凹みます。

さらに「実際に周りは、自分より出来る」という現実が、さらに追い討ちを
かけるように僕を凹ませました。

そして、虎視眈々とヤメマン第一号が早く現れるのを待っていたのでした。
ある意味情けない…。



そうこうしているうちに、ヤメマン第一号が現れました。
研修が始まってから、2週間目に。

そいつとは、あまり話したことはないんですが、
ある日、ポッカリと席が空いたままになっていました。

でも、作業進捗は僕よりも進んでいたヤツだったので、
ビックリしました。なぜアイツが…って。

さて、ヤメマン第一号が現れたんで、時は来た!と思ったんですが、

「ヤメマン第一号」も「ヤメマン第二号」もカッコ悪さという意味では
たいして変わらないかも…。「ヤメマン第三号」までは表彰台モンだよ、おい。

このように思った僕は、もうチョットだけ待って
ヤメマンが大量発生した、そのスキに、ドサクサに紛れて
コッソリ消えるように辞めようと思ったのでした。

こんな難しい課題だから、その内ついていけなくなるヤツラが
どっさりと、大量発生するだろうと……………。



しかし、ヤメマンが大量発生する前に、研修が終わってしまいました。
時々単発でヤメマンは出るんですけど、大量発生はしなかった…。

進捗に遅れないように、必死で食らいついているうちに
3ヶ月間が終わってしまいました

みんな、がんばっていたんですね。
ヤメマンにならないように。







辞めようと思った2回目は、去年の6月から11月の間でした。

携帯電話の開発プロジェクトでした。
そして、それがとんでもなく忙しいプロジェクトだったんです。

どう「とんでもない」かを簡単に書くと…

1.毎日、朝9時から、夜23時まで働く。⇒1日中
2.ひどい時だと、朝9時から次の日の18時まで、ぶっ続けで働く。⇒徹夜+1日
3.月曜日から土曜日まで、週6日間働く。⇒週休1日制
4.ひどい時だと、月曜日から日曜日まで、週7日間働く。⇒休みなし

要は、息していれば、働け、みたいな。



こんぴゅーた業界だから、こういう仕事も、しょうがないんですけどね。
どこも、他社に負けじと必死なのは、わかります。

それに作業場には、僕よりも働いている人はたくさんいました。
大変なのは、自分だけではありません。

でも当時は、そういう風に解釈する
理性がすべて吹き飛んで、心が荒れていました

へーーきで上にたて突いたり、机を蹴っ飛ばしたり、作業中に爆睡してました。

僕は、理性や人間性を捨ててまで、働きたくもありません。

んで、34日間休みなしで働いて、ついにぶっ倒れた後、思いました。

ぜってーーーーーもうヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルヤメル!!!!!!
ヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルヤメール
ヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルヤメルヤーーメルヤメルヤメルヤメルヤメルヤメル

、と。


そうこうしているうちに、プロジェクトが終わりに近づき、
会社から、「2週間の長期休暇」をいただきました。

イギリスへ旅行して、旅を満喫するうちに、僕の気持ちは

そのうち、ぜって〜ヤメル…。

まで、落ち着いていたのでした。

会社の作戦にまんまとハマってしまった気が…。



今の気持ちはというと…、まーー意味もなく辞めることは
ないでしょうけど、無理してこの業界にこだわる気持ちもありません。

ただ、

「つまんないから」辞める、とか

「先輩、同僚、後輩に恵まれないから」辞める(今そんなことないですけどね)、とか

「自分はあなろぐだから」辞める

みたいな理由で、辞めるのだけは、よそうと思っています。

それに、不思議なんですけど、ヤメルヤメーーールという時期を乗り越えた後は、
昔出来なかったことが、出来るようになっているんですね。

あなろぐ人間なりに、ちょっとずつでも進歩はしている、と感じるうちは、
辞めるのは、よそうと思っています。

だから、今も、とりあえずテキト〜に良い加減で、がんばっています。
時々、がんばっている振りして、パソコンの前で爆睡していますけど…。



2004/01/29



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